Twitterで見かけたのですが、今日(2021.06.01)はシングル「ホンキー・トンキー・クレイジー」が発売(1985.06.01発売)されてから36年という事です。
なんか意外ですが、このシングルが1発目のシングルになるんですね(*^^)
夜中、そんな話を仲間としていたら面白いとの事だったので、ブログ記事にしてみます。
今回のブログ記事は聞いた事や、個人の考察です。
確実性はなく、面白半分で見ていただけたらと思います(^^♪
目次
曲名はストーンズの名曲から?
BOØWYファンであれば一度は疑問に思った事があるかもしれません。
「ホンキー・トンキー・クレイジーってどういう意味?」
確定的な話ではないですが、私が昔聞いた話だとストーンズの「Honky tonk women」の意味を調べると分かると。
この一種のスラングの意味も恐らくストーンズ経由で知ったのではないかとの話です。
曲調的には全く参考にした訳ではないと思いますが一応貼っておきます。
ググってみるとこんな感じの物が出てきます。
「ホンキートンク」とは英語で「honky tonk」と記述して、安酒場、下品な、けばい、といった意味のスラング的な俗語との事。音楽に対して使われる場合は、調子はずれ、との意味になるとの事。調律が正確でないピアノで黒人の人たちが演奏して楽しんでいた様子から言われるようになった。
ちなみに前半の「honky(ホンキー)」とは、黒人が白人をバカにして呼ぶスラングで、後半の「tonk(トンク)」とは、アホ、馬鹿、殴る、性交、といった意味のスラングになる。
恐らくですが、BOØWYファンが「ホンキー・トンキー・クレイジーってどういう意味?」と調べた様に、「ストーンズのHonky Tonk Womenってどういう意味?」って調べて、頭にインプットされていたワードだったのではないでしょうか。
ホンキー・トンキー・クレイジーの歌詞と照らし合わせていくと少し見えてきますね(*^^)
余談ですが、布袋さんの曲「Dangerous」で、ホンキー・トンキー・クレイジーと同じ「アスピリン」というワードが出てきます。
懐かしく思ったファンは私だけではないはず(*^^)
もうちょっと余談が続きますが、「Dangerous」の歌詞を見ていくと、ホンキー・トンキーな世界観である事に気付きます。
もしかしたら作詞された吉井さんは意識されていたかもしれませんね(^^
興味があれば「Dangerous」の歌詞を見てみて下さい。
Dangerousの歌詞 ↓
布袋寅泰 Dangerous feat. 吉井和哉 歌詞 - 歌ネット
モータウンな曲調は、あの名曲を意識している?
これも昔聞いた事です。
ホンキー・トンキー・クレイジーはモータウンなリズムを主としています。
モータウンなリズム ↓
まんまなリズムですね(^^
そして私が聞いた意識したかもしれないモータウンの名曲というのは、「恋はあせらず」です。
皆さん一度は耳にした事がある名曲です。
言われてみると確かに似てるような???
布袋さんはお母さまが聴いていた音楽に強く影響を受けています。
山下久美子さんが仰ってますが、布袋さんはどこか昔懐かしいメロディーを持っています。
素養はこの辺りだと思います。
布袋さんの独自性を見てみる
モータウン調でどこか懐かしいメロディー。
まず、サビのメロディーを見ていくと、すっごく分かり易いメジャースケールの降下です。
ギターで追うと凄く分かり易いです。
恐らくですが、ギターでサビのメロディー思い付いたのではないでしょうか。
2分音符でメジャースケールを下って行くだけ。。。
危険です。一歩間違うとアホっぽくなるこのメロディーをカッコ良く仕上げるのは流石だと思います。
ド頭のボーカルを見ると、最初の1小節「ホンキー」は単音ですが、その後2小節目で3度が足され2音、3小節目で更に5度が足され3音になってハモって行くのが凄く鮮やかで耳を奪われます。
コーラスパートは微妙に声質を変えているヒムロック流石!
Aメロ前のギターフレーズ、譜面で見ると簡単そうですがしっかり8分休符入れながら跳ねて弾くの凄く難しい。。。(´;ω;`)
続けてAメロのコード進行を見ていくと、G→G→G+5→E/G#→Am→AmM7→Am7→D
過去2作ではあまり見なかったコード進行が出てきて、布袋さんの進化を感じます。
後半4小節はクリシェで半音ずつ下がってくる進行なので布袋さんっぽいなといった感じですが、前半の4小節はその後もあまり見ないコード進行です。
インスタントラブでも片鱗はありましたが、この時期から一気に布袋さんのコードワークに変化が見えます。一気に7コード、9コードが増えてきます。
個人的な見解ですが、元々CHARさんをコピーしていた布袋さんにはこの要素は持ち合わせていたと思います。
パンキッシュな1STではパワーコード多め、ニューウェーブ、ポストパンク、テクノポップな要素を含んだミクスチャーの走りともいえる様な2NDで少しずつ鮮やかなコードワークを開放し始め、ホンキー・トンキー・クレイジーを含む3RDでは完全開放といった感じです。BADなんて最たる例だと思います。
ここでも余談になります。
レコーディングではしっかりとルート音となる5、6弦もしっかりと押さえていますが、ライブとなるとギターを低く構える事からルート(5、6弦)を省略したいわゆるスモールコードを多用する様になります。
ルートはベースに任せる事によってオンコードっぽい響きとなり、その事を把握した上でその後オンコードをドンドン取り入れて行く様になっていったのだと推測しています。
音色について。
このAメロのバッキング、ハーモナイザー掛かっていて、この時期の布袋さんを象徴する音色だと思います。
モータウン調で懐かしいメロディー、そこにハーモナイザーが掛かったバッキングギターを合わせて独自性を出していると思います。
と書きましたが、この音源はオクターブ上を別で弾いてる感じします。
符割を割り振って広がり出している様な。
リズム感や、ピッチも極微妙にワザとずらしている様な。。。
ホンキー・トンクだから?(*^^)
もっと良く聴くと、Aメロ3本で弾いてる?
断言できませんが(;^ω^)
他のBメロやサビもそうですが、相当符割や和音、計算されて上にギター重ねているんですよね。
情報量が少ないスコアでは伺い知れない所です。
ドラムについて。
どの程度重ねているかは分かりませんが(タムなどだけかもしれませんが)、ダブルドラムっぽく聴こえます。
後の話になりますが、ストンプというミュージカルが流行りますが、そんな感じがあります。
布袋さんのFUNKY PUNKY TOURでの、WANDERERSでも似た場面を見る事ができます。
ギタリズム1でのシーケンサーを走らせた上にサンプリングを貼り付ける手法だったり、ギタリズム2での大胆なループの採用などなど、前衛的で取り入れるのが本当に早いんですよね。
バンビーナなんて最たる例で、切って貼っての集合体、デジロックですから。
ドラムの話に戻ります。
Aメロのギター同様に、敢えてほんのちょっとずらしたりしていわゆる装飾音符的な広がりなどを持たされています。
分かり易い所から ↓
今回の記事の中で一番憶測だけで書きます。
このリズム聴いていると、まこっちゃんだけではない気がするんですよね。。。
もしかして、布袋さんもドラムを???(布袋さんドラム上手いですから!)
なんて妄想も楽しいんじゃないでしょうか(^^♪
本当は「ここの小節に当てているこの和音が。。。」みたいな全然需要がない音楽理論的な話も沢山あるのですが、十分長くなってしまっているので今日はこの辺で!
長い文章、お付き合いありがとうございました!
ではまた!